----今の業務または看護師につこうと思った理由は何ですか？

　高校時代進路に悩んでいると、当時の進路指導の先生に男性看護師が増えてきていると教えてもらいました。それまでは看護師といえば、女性が多い仕事というイメージを持っていました。学生時代は毎日野球漬けの日々を送っていたため、よく怪我をして病院にかかる事がありました。その時に実際に男性看護師が働く姿をみて憧れを持ち看護師を目指そうと思いました。

----今の業務または看護師につこうと思った時に不安や悩みはありませんでしたか？

　元々勉強が得意な方では無く、家族の中に看護師も居なかったため具体的にどのような過程を経て看護師になるのか、看護師とはどのような仕事内容なのか詳しい事は理解していなかったので不安は大きかったです。また、看護学校に入学した際には、周りの人達がどのような看護師になりたい、いずれは○○科で働きたいなど具体的な目標を設定している方が多く、自分はやっていけるのだろうかと不安になりました。

----いろいろな困難があったと思いますが、どうやって乗り越えられましたか？

　高校卒業後は佐伯准看護学院に進学しました。同時に長門記念病院で看護学生として勤務しました。実際に看護師の先輩方と仕事をしていく中で、看護師という職業のやりがいや楽しさを感じることが出来た事は自分の中で大きいと思います。佐伯准看護学院卒業後は別府大学に進学しました。国家試験合格を目指し日々の学習や実習はとてもハードでしたが、同期に支えられて国家試験に合格する事ができました。こうして振り返ると環境や人に恵まれていると実感します。

----目標とする人は誰ですか？またその理由は何ですか？
（ナースでなくても構いません）

　同じ病棟で働く先輩方の看護に対する姿勢や、患者様への対応をみて尊敬し目標にしています。私が働く整形外科・形成外科病棟では術前、術後の看護をはじめとした急性期病棟であり日々患者様の状態が変化していきます。その中で患者様により良い看護を提供するためにはどうすれば良いか常にカンファレンスしています。
　先輩後輩など関係なく活発に意見を言える環境を作る事、良いと思った意見はすぐに取り入れる柔軟性も先輩方の凄さだと感じています。

----今後の、看護師を目指している人へメッセージをお願いします。

　看護師の需要は高く、全国的にみても慢性的な人員不足の状態です。特に最近では男性看護師の需要も高まってきていると感じています。看護師として働く中で様々な専門的な資格の取得や、自分の興味のある科に進む事が出来る事が看護師ならではの良い点だと思います。患者様の命を預かる職業なので大変な事も多いですがとてもやりがいのある職業です。ぜひ一緒に働きましょう。