検査科

検査科理念

正確で迅速、高品質な臨床検査を目指します
内部精度管理の実施はもちろん、外部精度管理調査へも積極的に参加することにより、正確な検査データの報告に努めいています。全てのスタッフは、検体採取等に関する厚生労働省指定講演会を修了しています。採血を含めた検体採取から、結果報告までの質の高い臨床検査を提供します。
接遇の向上を目指します
患者様が安心して行える検査をめざし、わかりやすい検査内容の説明を行っています。
チーム医療の強化を目指します
糖尿病療養指導士の糖尿病教室への参画や、血糖自己測定器取扱指導、院内感染情報の共有など、患者様のメディカルケア向上を目的に他部署との連携を強化しています。また、多職種のメンバーで構成される臨床検査委員会を開催し、患者様にとって必要とされる検査科を目指します。
専門性の向上を目指します
最新の知識・技術を習得するため、積極的に研修会や関連学会への参加を行っています。また、より高い専門性の向上をめざし、認定資格の取得を目標に研鑽を重ねています。

臨床検査は検体検査を生理機能検査に分けられ、これらの業務を現在13名の臨床検査技師が行っています。また、24時間365日体制で安心安全な臨床検査を実施しています。

患者様の血液や尿便・喀痰・穿刺液（胸水、腹水、関節液、髄液）・肺胞洗浄液などを用いて検査を行います。

生化学検査
肝機能検査（AST、ALT、γ-GTPなど）や腎機能検査（BUN、CRE、eGFRなど）、脂質（HDL-C、LDL-C、TGなど）、たんぱく質（TP、ALB、CRPなど）、電解質（Na、K、Clなど）の検査を行っています。
免疫血清検査
肺炎ウイルスなどの感染症検査（HBV、HCV、HTIV-1など）や腫瘍マーカー検査（CEA、CA19-9、PSAなど）、ホルモン検査（インスリン、TSH、FT4など）を行っています。
血液凝固検査
炎症反応（WBC）や貧血（RBC、Hgb、Hctなど）・白血病（末梢血液像）・血栓症（FDP、Dダイマー）・出血傾向（PT、APTT）など、血液疾患についての検査を行っています。
輸血検査
ABO、RhD血液型や交差適合試験、不規則抗体検査などを行っています。また、輸血療法委員会を定期的に開催し適切な輸血療法の普及に努めています。
一般検査
尿検査（蛋白、糖、潜血など）では出血や炎症がないかを調べ、もし異常があれば顕微鏡を用いて詳細に検索します。時に悪性腫瘍の情報が得られることもあります。その他便潜血検査、妊娠検査、穿刺液検査などを行っています。
微生物検査
一般細菌・抗酸菌の塗抹標本やウイルス簡易キット（インフルエンザ、ノロ、クロストリジュウムなど）を用いて検査を行っています。

患者様の生理学的な状態を把握するため、次のような検査を行います。