社会医療法人長門莫記念会 長門記念病院

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プロフェッショナル・ワーク

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----2022年の4月からカテーテル業務が始まって、柴富さんはカテーテルスタッフを希望して参加したと聞きました。その理由を教えてください。

 祖父がカテーテル治療をしたこともあり、学生の頃から循環器には興味がありました。就職してからはその日の仕事を日々こなしていくことが精一杯で興味のあった循環器について勉強することが少なくなりました。
 しかし、当院にカテーテル室ができるということを聞き、また少しずつ始めてみようと思うようになり、心電図の勉強を自分なりに1から始めました。
 わからないことは検査科や先生に質問しながら理解していくうちに“もっとわかるようになりたい”“これだけは負けないと言えるくらいの知識や仕事を身につけたい”と思うようになりました。
 最初は勉強だけという思いで始めましたが、カテーテルを実際にみてみたいとワクワクした気持ちへと徐々に変わっていきました。初めて見学に入らせて頂いた時は、実際に見ることができる嬉しさと緊張感でいっぱいでしたが、先生のカテーテルの丁寧な手技や判断力、カテーテルナースの優しい患者様への対応や先生との息の合ったやりとりをみて、心からすごいと感動しました。何もわからない私に細かく教えてくださる姿や温かい雰囲気に私もこの場で一緒に働きたいと思うようになりました。

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----まったく新しいことにチャレンジすることになったと思いますが、不安はありませんでしたか?

 看護師になり今年で16年目になります。カテーテル室を希望することは未知の場所だったため、不安でいっぱいでした。ほとんどが初めて聞く言葉や物ばかりで、めげそうになることもありますが、いつも困った顔をしていると先生やスタッフが笑ってくれ、必ず声をかけてくれます。
 わからないところは丁寧に教えてくれたり、あとで振り返りの時間を設けてくださったりと、“初めてだからわからなくて当然”と、とても優しく対応してくださるので安心します。初めてのことばかりで、自分の出来なさに不安になることはありますが、今回「何かを極めてみたい」という思いが強くなったので、頑張っていきたいと思います。

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----実際に取り組んでみて、分からないことも多かったと思います。どのようにして乗り越えられましたか?

 患者様の状況によって使用する器具や手技が毎回変わるので、初めは分からない事ばかりでした。それでも先生やカテナースが説明してくれて、終わった後には振り返りを行い、カテーテルを実際に触らせてくれたり、指導してくれたりするのでとても勉強になります。
 また、研修に行かせて頂いた際に、デモ機を使用して実際にカテーテルを挿入する体験ができたことはとても解りやすく勉強にもなり、有意義な研修になりました。
 何よりも先生とカテナースが本当に優しくて、明るいので、そのような雰囲気の中で働けていることが、分からなくても大変でも頑張りたいと思えている要因の一つです。

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----目標とするナースは?

 私の目標はカテーテルナースの首藤久美さんです。患者様への気配りは勿論のこと、治療がスムーズに進むように1つ先、2つ先まで考えた準備や無駄のない動き、先生とのやりとりやカテーテルの知識まで私に教えながら一人で卒なくこなしていく姿を初めて見た時に「カッコいいな。こんな看護師になれたらいいな」と思いました。

----今後の、看護師を目指している人へメッセージをお願いします。

 看護師は業務も多忙で覚えることも多く、きついと思う事や辛いと感じることも少なくはないと思います。時には自分がイメージしていたものとは違い、戸惑うこともあるかもしれません。それでも、それと同じくらいの嬉しさや、やり甲斐を感じることが必ずあります。自分自身が“看護師になりたい”と思った初心を大切にして、これから看護の現場で頑張って欲しいと思います。
 私は今、カテ・救急部の業務に携わり、忙しい事も多々ありますが、先生や先輩方が1から丁寧に指導してくださるので、安心して仕事ができる環境に感謝しています。