プロフェッショナル・ワーク
----今の業務または看護師につこうと思った理由は何ですか?
高校の進路選択のときに、人の役に立てる仕事は何かと考え医療系に進むことを決めました。リハビリにも興味がありましたが、看護の分野は幅広いのでより多くの選択肢があると思い目指すことを決めました。医療ドラマが好きだったこともあり、高校生の頃はそれくらいしか正直考えていませんでした。
今の業務は、いろいろな経験を経て配属になりました。3A病棟は急性期病棟ですが、在宅看護での経験を活かし退院後の生活をイメージすることができたり、手術室や内視鏡での経験は解剖生理や病態について勉強する機会になったりしました。失敗もありながら、全ての経験は繋がっていると思う今日この頃です。
----今の業務または看護師につこうと思った時に不安や悩みはありませんでしたか?
3A病棟への配属は不安でいっぱいでした。それまでが手術室や在宅、外来での勤務だったので病棟勤務のブランクがあり知識面でも偏りがあったし、体力面でも夜勤ができるかな…等の不安がありました。急性期病棟なので、日々状態が変わる患者様の対応やさまざまな処置の介助があり、覚えることも多く今でも不安や悩みはつきません。
----いろいろな困難があったと思いますが、どうやって乗り越えられましたか?
乗り越えられているのか、しがみついて落ちないようがんばっているかというようなところではありますが、まず好きな入浴剤でゆっくり湯船に浸かりよく寝て体を休めること、本当に良く寝ます。あとは家族や親しい友人に話を聞いてもらったり、きれいな景色や大きな自然に触れて自分の悩みはちっぽけだと感じたり。
仕事での失敗は落ち込むだけ落ち込んで、同じ失敗を繰り返さないよう振り返るようにしています。
周囲の方に恵まれているので、本当に皆さんに助けてもらって今があります。
----目標とする人は誰ですか?またその理由は何ですか?
(ナースでなくても構いません)
病棟のスタッフのみなさんです。みんな良く動き、頭の回転が早くて尊敬します。さりげなく手伝ってくれたり、精神的にもフォローしてくれたり、とても感謝しています。
コロナが流行しだして、未知のウイルスに不安がいっぱいだった頃、患者様を守るため病院を守るため、多くの我慢をしながらも笑顔で業務にあたる姿や、循環器病棟として新しい検査や処置が増える中で勉強している姿、日常会話で心電図の波形について話し合ったり意見交換をしたりする姿、さまざまな場面で病棟スタッフの凄さを感じています。私もさりげなく優しさを伝えられるように、みんなが働きやすい職場になるお手伝いができるようにがんばっていきたいと思います。
----今後の看護師を目指している人へメッセージをお願いします。
命を預かる職場なので、緊張感や向上心は必要になってくると思います。
現場では看護師の動きや患者様への対応を学ぶ機会ですし、患者様から教わることもたくさんあります。ときには厳しい指導やきついと思うこともあると思います。謙虚さと初心・目標を見失わずに進んでいけば、知識や技術はかならずついてきます。
きついことや辛いことはありますが、患者様やご家族からの「ありがとう」の言葉で全てが報われます。
当院は資格取得や研修の機会が多くスキルアップもできますし、専門病棟や関連施設もあり自分にあった働き方の相談もできます。ぜひ長門記念病院で一緒に働きましょう。