社会医療法人長門莫記念会 長門記念病院

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形成外科

形成外科は眼科、耳鼻科、泌尿器科などの身体の場所(部位や臓器)別の診療科ではありませんので

  • 形成外科という診療科をまだ聞き慣れない方
  • 聞いたことはあるけれど、どんな病気を治すのか、良く分からないという方
が多いと思います。

日本に形成外科が登場してから既に半世紀以上を過ぎているにもかかわらず、一般の皆様の中には、「形成外科って何?」と問われる方もいらっしゃいます。

形成外科とは、身体に生じた組織の異常や変形、欠損、あるいは整容的な不満足に対して、あらゆる手法や特殊な技術を駆使し、機能のみならず形態的にもより正常に、より美しくすることによって、みなさまの生活の質 "Quality of Life" の向上に貢献する、外科系の専門領域です。

対象疾患

  • 外傷(けが)
  • 熱傷(やけど)
  • 瘢痕(きずあと)
  • 褥瘡(とこずれ)
  • その他のなかなか治らない潰瘍
  • 顔の骨の骨折
  • ほくろなどの皮膚腫瘍や皮膚がん
  • 眼瞼下垂やその他美容
など多岐に渡ります

他科と連携して全身麻酔の手術も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

レーザー外来
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Qスイッチルビーレーザーって何?

 ルビーを媒質としてレーザービームを作り、皮膚の浅いところに存在するメラニン色素に選択的に照射し、熱エネルギーを発生させてこれを破壊し吸収を促します。熱エネルギーにより周囲の皮膚が少しヤケドしますが、きずあとにはならないとされています(ファンデーションなどの化粧品を塗られた皮膚に照射すると、強い熱エネルギーが発生します)。
 1回の照射でメラニン色素が完全になくなることは稀で、通常3か月程度のダウンタイムをおいて複数回照射します。また皮膚の深いところにメラニン色素がある場合や、隆起している病変には効きづらく、別の治療が推奨されています。
 さらにいわゆる「肝斑」は照射によって逆に色調が濃くなったり、逆に色素脱失斑(白斑といいます)になったりする事があるため、トラネキサム酸(トランサミン®)とビタミンC(シナール®など)の内服治療を先行させることが推奨されています。

一般的な治療後の経過と対応

前述のように照射部は浅いヤケドとなるため、黒い痂皮(かさぶた)が形成されます。痂皮は通常7~14日で脱落するため、無理に剥がさないで下さい。照射部に発赤が残っている間は、ステロイド塗布と絆創膏貼付を継続して下さい。
 照射後14日程度で炎症後色素沈着(Post-Inflammatory-Hyperpigmentation:PIH)が起こるとされていますので、日中は紫外線対策(テープや絆創膏貼付、日焼け止めやファンデーション塗布など)を、夜間は保湿するようにして下さい。
 紫外線対策と保湿は、照射後2~3か月は続けて下さい。

手術・治療情報データベース事業への参加について(オプトアウト)

当科は一般社団法人 National Clinical Database(以下、NCD)が実施するデータベース事業に参加しています。

担当医師のご紹介

形成外科部長
佐藤 精一 Seiichi Satou

出身大学 大分大学医学部
卒業年次 平成17年
専門分野 形成外科
所属学会等 形成外科専門医
日本創傷外科学会専門医
日本形成外科学会皮膚腫瘍外科分野指導医
日本形成外科学会領域指導医
日本創傷治療学会
日本下肢救済・足病学会
日本マイクロサージャリー学会
日本熱傷学会
日本皮膚外科学会