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急性期リハビリテーションとは、脳卒中や骨折、安静を余儀なくされる疾患などに対して治療後に早期に社会復帰できるように、寝たきり防止、廃用予防、後遺症の軽減などを目的に治療中や治療直後に行うものです。治療中の身体の状況に合わせて行っていきます。
回復期リハビリテーション病棟とは、脳血管疾患や大腿骨などの骨折、また外科的手術後の廃用などで心身の機能が低下した患者さんに対して、急性期治療の終了後、寝たきりの防止や日常生活の復帰、社会復帰を目指して集中的にリハビリテーションを行う病棟です。
出身大学 | 大分大学医学部 |
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卒業年次 | 平成6年度 |
専門分野 |
リハビリテーション科 整形外科 |
所属学会等 |
日本専門医機構認定リハビリテーション科専門医 日本専門医機構認定整形外科専門医 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医 日本スポーツ協会公認スポーツドクター 日本医師会認定健康スポーツ医 日本リハビリテーション医学会認定臨床医 インフェクションコントロールドクター(ICD) |
当科では理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・歯科衛生士の計69名(令和6年4月1日現在)が各々の専門知識を活かして充実した内容のリハビリテーションを提供しております。
病気やケガなどにより身体に障害を受けた方に対して、社会復帰が可能になるように、主に基本動作能力(座る・立つ・歩く)の回復や維持を目的に行うリハビリテーションです。具体的には、筋力や関節の動き・バランス能力・歩行能力の改善を目的とした運動療法や、温熱や電気などのエネルギーを利用した物理療法などがあります。
理学療法士
脳梗塞や脳出血、手の骨折やケガなどにより日常生活に支障が生じた方に対してトイレ・着替え・食事など、日常生活における基本動作の練習や、家事や職業に関わる動作練習などを行っています。
作業療法士
などの障害をもつ方に評価・治療・助言を行います。
特に、摂食・嚥下障害に関しては安全に食事ができるように食事の形態や食べ方などの練習・指導を行っています。
言語聴覚士
当院のリハビリテーション科には歯科衛生士が所属しております。日々、病院の入院患者様だけでなく、併設の老人保健施設の入所様の口腔ケアを行い、同時に口腔内にトラブルが起きていないかを歯科医師とも連携をとりながら診ております。
患者様が栄養状態を維持しつつ、いつまでも口からおいしく安全に食べることができるよう、また退院後も元気な生活が送れますように、他職種と連携を図り口腔機能の維持に努めてまいります。
歯科衛生士
大分県は、平成14年に国の進める地域リハビリテーション支援体制整備推進事業の一環として、大分県地域リハビリテーション協議会を設置しました。平成15年3月には湯布院厚生年金病院を大分県地域リハビリテーション支援センターとして、同時に県下11施設を広域支援センターに指定しました。
現在、障害のある人や高齢者が地域で安心して生き生きとした生活が送れるように、支援センターと広域支援センターは緊密に連携をとりながら、地域リハビリテーション活動の体制整備と充実に力を尽くしております。
また、平成18年の介護保険改正で、「介護予防」の方針が強く打ち出されたため、当センターでは、これまでの事業に加え、介護予防分野で「地域包括支援センター」とも密接な連携をとるため、地域リハ調整者、協力員の養成にも力を注ぎ、人材育成にも成果をあげております。
今後は急性期から回復期リハビリテーションの病院―病院、病院―診療所連携から、維持期リハビリテーションの地元施設、事業所との連携ネットの構築、地域包括ケアネット構築、地域連携パスの普及などなどが大きな課題としてあげられております。
今後とも皆様の力強いご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。