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形成外科は眼科、耳鼻科、泌尿器科などの身体の場所(部位や臓器)別の診療科ではありませんので
ルビーを媒質としてレーザービームを作り、皮膚の浅いところに存在するメラニン色素に選択的に照射し、熱エネルギーを発生させてこれを破壊し吸収を促します。熱エネルギーにより周囲の皮膚が少しヤケドしますが、きずあとにはならないとされています(ファンデーションなどの化粧品を塗られた皮膚に照射すると、強い熱エネルギーが発生します)。
1回の照射でメラニン色素が完全になくなることは稀で、通常3か月程度のダウンタイムをおいて複数回照射します。また皮膚の深いところにメラニン色素がある場合や、隆起している病変には効きづらく、別の治療が推奨されています。
さらにいわゆる「肝斑」は照射によって逆に色調が濃くなったり、逆に色素脱失斑(白斑といいます)になったりする事があるため、トラネキサム酸(トランサミン®)とビタミンC(シナール®など)の内服治療を先行させることが推奨されています。
前述のように照射部は浅いヤケドとなるため、黒い痂皮(かさぶた)が形成されます。痂皮は通常7~14日で脱落するため、無理に剥がさないで下さい。照射部に発赤が残っている間は、ステロイド塗布と絆創膏貼付を継続して下さい。
照射後14日程度で炎症後色素沈着(Post-Inflammatory-Hyperpigmentation:PIH)が起こるとされていますので、日中は紫外線対策(テープや絆創膏貼付、日焼け止めやファンデーション塗布など)を、夜間は保湿するようにして下さい。
紫外線対策と保湿は、照射後2~3か月は続けて下さい。
当科は一般社団法人 National Clinical Database(以下、NCD)が実施するデータベース事業に参加しています。
出身大学 | 大分大学医学部 |
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卒業年次 | 平成17年度 |
専門分野 | 形成外科 |
所属学会等 |
形成外科専門医 日本創傷外科学会専門医 日本形成外科学会皮膚腫瘍外科分野指導医 日本形成外科学会領域指導医 日本創傷治療学会 日本下肢救済・足病学会 日本マイクロサージャリー学会 日本熱傷学会 日本皮膚外科学会 |
出身大学 | 大分大学医学部 |
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卒業年次 | 平成27年度 |
専門分野 | 形成外科 |
所属学会等 |
形成外科専門医 弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター |