社会医療法人長門莫記念会 長門記念病院

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トピックス

★☆★ 退院時アンケート ☆★☆

■■■  ご意見箱  ■■■

令和七年 理事長より年頭のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。

 

皆様には、健やかな新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、昨年中、当院に賜りました数々のご厚情とご支援に対しまして、職員一同心より御礼申し上げます。

 

昨年は元日に能登半島地震が発生し、翌2日には羽田空港において航空機の衝突事故が起き、新年より心の痛む災害や事故が続きました。また、8月8日には日向灘を震源地とする最大震度6弱の地震が発生し、9月21日には地震から復興途中の能登での豪雨災害など改めて災害の怖さを実感した1年でした。

 

その一方で、スポーツ界では大谷翔平選手がメジャーリーグで史上初の「50‐50」を達成し、世界中を沸かせたことは記憶に新しいところで、7月に開幕したパリオリンピックも日本人の活躍もあり大いに盛り上がり、明るい話題もありました。

 

長門グループの2024年を振り返ってみますと、医療法人では新病棟の開設、緩和ケア病棟の新規立ち上げ、回復期リハビリテーション病棟の増床、社会福祉法人では有料老人ホームの新規運営開始と多くの新しいことに取り組むことのできた1年でした。
長門グループとして、佐伯市の地域包括ケアシステムを支える医療、介護、福祉の提供体制が整ったと考えております。
職員ならびに地域の皆さまに支えられて、これらの事業を行えたことを改めて感謝申し上げます。

 

ただ、人口減少、少子高齢化が急速に進むこの地域で、今後も医療、介護、福祉サービスを提供し続けることは非常に大変なことで今後の人材確保は大きな問題となっています。

 

1日あたり2,323人──この数字は2023年の日本における自然減少数(出生数から死亡数を差し引いたもの)です。少子高齢化が顕著な佐伯市において人材不足は、「時間が解決してくれる課題」ではなく構造的な課題です。

 

年々深刻になる人手不足に対応するためには、グループ全体の業務の効率化は避けて通ることはできません。これを踏まえて、今年の長門グループの目標は「業務の標準化」としました。
業務の標準化とは、社員全員が同じ成果を出せるように業務の流れを決め、設定したルールに沿って業務を実施することを指します。一部の社員に業務が依存している状態(属人化)を解消し、職員の負担を軽減します。これにより、業務の効率化と安定した運営が実現でき、人材不足を克服し、強固な組織基盤を築くことができます。

 

人材不足は、一時的な課題ではなく、未来にわたり企業が直面する「長期戦」です。今こそ、組織として持続可能な成長のための土台を整える取り組みを進めていきたいと思います。

 

今年の干支は、「乙巳(きのと・み)」です。「乙」は困難があっても紆余曲折しながら進むことや、しなやかに伸びる草木を表しています。「巳」は蛇のイメージから「再生と変化」を意味します。脱皮し強く成長する蛇は、その生命力から「不老長寿」を象徴する動物、または神の使いとして信仰されてきました。
このことから、「乙巳(きのと・み)」は「再生や変化を繰り返しながら柔軟に発展していく」年になると考えられます。

 

近い将来発生すると予想される南海トラフ地震、毎年のように発生する大規模災害に当院が少しでも地域のお役に立てるように、今年は災害拠点病院の申請を進めてまいります。

 

2025年も長門グループの「困っている人を助ける」という基本理念を忘れずに、これまで以上に医療、介護、福祉の分野で地域に貢献できるように変化、成長できるように職員一同頑張ってまいりますので、本年も温かいご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

 

皆様方にとりまして、希望に満ちた明るい年となりますことをご祈念申し上げ、私からの年頭の挨拶とさせていただきます。

 

社会医療法人長門莫記念会理事長

社会福祉法人双樹会理事長

長門 仁

 

石川県能登半島地震に対する災害派遣への感謝状を頂きました

石川県能登半島地震では令和6年2月8日から2月12日までの5日間、当院の山口院長がJRAT(日本災害リハビリテーション支援協議会)として災害派遣を行いました。

 

このたび、厚生労働省より感謝状を頂きました。

 

当院はこれからも、災害発生時の支援を積極的に行っていきたいと思います。

 

6月1日より病棟の構成が変わりました

2B病棟 地域包括ケア病棟(30床)

特殊疾患病棟

※特殊疾患病棟とは・・・特殊疾患病棟30床は特殊疾患病棟とは、主として長期にわたる療養が必要な重度の障害者や難病患者を対象とした病棟です。
対象となる疾患には、脳血管障害、脊髄損傷、重度の肢体不自由、重度の意識障害、筋ジストロフィー、パーキンソン病、脊椎小脳変性症、多発性硬化症などがあります。

 

4C病棟 療養病棟(48床)

回復期リハビリテーション病棟

これにより、当院の回復期リハビリテーション病棟のベッド数は52床から100床へ増床されました。

後藤総院長就任のご挨拶(長門記念病院前院長)

   私が、病院長に就任したのは平成15年(2003年)8月であります。かれこれ20年間余りが経過して、この度令和6年3月に退任の運びとなりました。この約20年間の病院の変遷を述べさせていただきます。本来なら、このホーム・ページに最低でも年に1度は、ご挨拶するのが筋だとは思いましたが、筆不精のため失礼させていただきました。

 

   就任当時の常勤医師の数は、9名でありました。これだけでは、病院の医師定数を満たすには到底足りておりません。そのために、大分大学医学部をはじめ外部より多くの非常勤医師の派遣を受けることによって、満たすように努力しておりました。しかし、毎年の保健所による適時調査の際は、必ず定数不足を指摘されていました。改善策を文書にて報告するのに、本部長と共に無い知恵をしぼっていました。2014年に、長門仁氏(大分医大平成9年卒)が理事長に就任してからは、大分大学医学部も設立後36年が経過して、医大卒業生も多数となり、大分医大卒業生をはじめ多くの医師が当院の常勤医として就職されるようになり、現在28名の規模となっております。診療科も内科の専門科にとどまらず、救急部、形成外科、リハビリテーション科、精神科など多岐にわたっています。

病院は、2011年に特定医療法人承認、2015年に社会医療法人に承認されております。2023年日本医療機能評価機構病院機能評価3rdG:Ver2.0に認定されております。

 

   2015年から、新A棟の新築を開始して、2024年3月には新規に開設した緩和ケア病棟、回復期病棟を含む新C棟が竣工し、一連の新病棟建設が完成しました。

私の専門は呼吸器・感染症内科であります。当院では主に、職業性肺疾患である、じん肺症の患者さんを診察しておりました。当初は1300人ほどの患者さんがおられましたが、多くの患者さんが疾病の進行や高齢によりお亡くなりになり、現在は200人を切るほどになっております。呼吸器疾患では、間質性肺炎、非定型抗酸菌症、肺腫瘍、COPD,喘息などが主な疾患へと変遷しております。

 

―当地域における、これからの医療はどうあるべきなのでしょうか?

 

   当初は9万人あまりの人口でしたが、現在2/3に減少し、6万5千人ほどになっております。しかも、65歳以上の高齢者の割合は4割になっております。高齢化の進展に伴い医療・介護を要する人が増加しておりそれぞれに必要かつ適切な医療体制を提供するために、大分県構想区域地域医療構想調整会議などが開催され議論がなされております。当院も、その一翼を担い常に地域に必要とされる病院になるべく、病院機能の改革を行い、変遷し発展していってほしいと願っております。

 

   最後に、院長在任中に、現在の高度化された医療環境の中でリスクを伴う診断・治療を行っているにも関わらず、幸いに医療訴訟などは起きなかったのは、医療、看護行為に対してスタッフ一同の真摯できめ細やかな対応があったこと、また患者さんの御理解が得られてのことと感謝に堪えません。

 

『心からありがとうございました』

 

   理事長の要請もあり、いましばらく、総院長(理事)という役職で、病院の行く末を見守らせていただきたいと思います。

 

総院長  後藤陽一郎

令和6年度入社式が行われました

4月1日(月)、令和6年度の入社式が執り行われました。
今年度は医療法人、社会福祉法人双樹会に合わせて24名の方が新たに仲間に加わりました
事務2名
看護師6名
准看護師4名
理学療法士4名
作業療法士4名
社会福祉士1名
介護福祉士3名
です。
理念である「困っている人を助ける」のもと、やさしい医療従事者になってください。
そして、患者さんからも仲間からも選ばれる人になってください。共に歩んでいきましょう。